
美容師以外のすべてのお客様は、
美容師=カットする人というイメージが多いと思いますが
カットという技術の習得を『自動車学校で免許を取ること』
と、同じ感覚で想像しているかもしれませんが
日本は、まったく違います。(海外は、そんな感じです。)
どちらかというと
華道・茶道・書道みたいな ”道” 系システムと同じ感じです。
なので、終わりがありません。
こういうとホリエモンにバカにされると思いますが、
日本人の” 師匠から技術を学ぶ ” という型に対して江戸時代から続く
”教え”ということについて導いた結果なんでしょう。
ヘアカットという技術は、
不変の基礎に対して常に流行と共に変化するテクニックとセンスを
磨き続ける努力が必要となります。
それをやり続けている人=カットが上手い人
どこかで、磨くことを止めた人・センスを更新しなくなった人=カットが普通の人
基礎鍛錬を繰り返さず、理論を理解できないままなんとなくカットしている人=カットが下手な人
という感じの分けられ方をします。
と言っても、これは生き方 = ”道” みたいなものなので、
強制される訳でも強要されることもありません。
「選ぶのは、お客さんですよ」という感じで諭されるだけです。
で、日本では馴染みのない『ミャンマー』という国へ
ミャンマーの美容材料メーカーのEushido(優資堂)の依頼を受け
ミャンマーの美容師さん向けのカット講習に行きました。
実は、結構心配事がありました。
とりあえず、ミャンマーの美容事情を知らない。
何が流行っているのか・・
どういう髪型してるのか・・
美容師さんの技術レベルは・・
どういうことが求められているのか・・
必要なのは、基礎なのか応用なのか・・
日本でのセミナーの場合だと
受講生の人の反応や興味の感じをセミナー中に察知して
伝える内容を変えることができるのですが
今回は、通訳さんを挟んでの会話だから
それも難しそう・・・
うーん・・今までにない悩み
とりあえず、
基礎から応用までの技術内容を整理して
あるかどうかわからないけどプロジェクター用資料を用意して
できることは全部やり準備して行きました。
カットセミナーinミャンマーに続く