PAPERSには、外国人のお客さんがいらっしゃいます。

日本に住んでいる方がほとんどですが、
時々、旅行で日本に来ている外国人の方が、インスタやホームページを見て、探して来店されます。
外国人のほとんどがヘアカラー中心のヘアデザインを好みます。
欧米人のほとんどが、軟毛のクセ毛で
パーマをかける必要がないからですね。
ちなみに日本人は、そういうクセ毛のウェーブになるために、『外国人風』という呼び方で
ゆるいパーマをかけるのが、トレンドだったりします。
先日フランスから旅行で日本に来たパリジェンヌが来店されました。
理由は、「日本人の様なパーマをかけたい!」
だそうです。(逆転してきましたね)
カウンセリングで
「どうしてパーマをかけたいの?」
「パーマかけたことありますか?」と聞いてみたら
「日本人の髪型がかわいいから」
「パーマは、フランスにはないからかけてみたい」
だそうです。
「じゃ、デジタルパーマをかけましょう!」と軽く引き受けてしまったけど、
西欧人の髪は、パーマがかからないというのは美容業界では常識で、
ウエスタンヘアと呼ばれる西欧人の髪は、日本人と比べると髪の中のタンパク質が異常に少なく、コルテックスの種類も違っていて
パーマをかけてもカールやウェーブのリッジが出ない上、天然のクセ毛のウェーブと乾きやすい髪質のせいで、
髪質 “バサバサ” の ウェーブ “ダラダラ” に仕上がることがほとんどです。
軽くて引き受けて大丈夫?
心配になったので・・
美容師の大先輩で、フランスのNantesにサロンを経営しているShinnさんに聞いてみました。
「フランス人のアッシュブロンドヘアに弾力のある巻き髪パーマかけられますか?」
Shinnさんからのアドバイスは、
1.パーマがかかるために必要なタンパク質が足りないから、グリグリにかけても仕上がりは、しっかりカールにならないことを前提とした着地をイメージすること
2.チオ、シス、システアミン、など様々な種類の薬剤を使用してみたけど、髪質がアルカリ性に向かないのとラクトンチオールが今のところ一番ハマっている
3.低温と高温を使い分けて、ガラス化をしっかりして熱変性をコントロールすること
4.オイルをしっかり使うこと
5.それでも上手くいく可能性は、低いということ
「なるほど〜、ハードル高いっすねー」
フランス語が堪能で、パーマ知識と経験豊富な大先輩からのアドバイスを元に、
今までの経験とウエスタンヘアの髪質とタンパク質、全体の仕上がりをイメージして
外国人 向け デジタルパーマの方法を考えました。
1.カットベースは重めでレイヤーを入れる
2.使用する薬剤は、ハイブリッドGMT(日本人ではあまり使わない海外ではメジャーな酸性還元剤)
3.薬剤の放置タイムと還元は、勘でいく
4.ロッドの構成は、一段下げる
5.湿熱は低温→乾熱は高温に時間で変熱させる
など、あとは細かいところを気をつけて設定しました。
今回担当する前にお客様に次の事を伝えました。
「ウエスタンヘアは、パーマがかかりません。あなたの髪質はケラチンが少ないので、理想としている弾力のあるカールスタイルにならない可能性があります。」
「でも、私はあなたの理想を叶えたい。あなたがよければチャレンジさせて欲しい。仕上がりに納得できなければ、お金の支払いは必要ありません。どうですか?」
「わかりました!お任せします」
(このやり取りを英語でしているので、固い言い方になります)
という了承を得てチャレンジしました。
カットしてみて感じたのは、髪質は想像通りですが水分のある状態は思っていたより、髪の固さがあるからいけそうな気がしました。
あと、パリジェンヌのゲストが可愛くて
日本の旅行のいい思い出になりたくて、絶対綺麗にパーマを仕上げたい!と思いました。
その他色々な話をしてくれました。
言語は、フランス語、英語、スペイン語、イタリア語が話せること
日本の旅行は、大阪、京都、東京に来ていること
大阪では、鉄板焼きを食べたこと、寿司が好き
パリに住んでいて、週に2回はお寿司を食べていること
日本の食器が好きで家でも使っていること
あとは、
フランスにはパーマがないので、日本に来た時にかけてみたかったこと  など
外国人とのコミュニケーションは、文化の違いを知る事や、日本では普通のことを驚いた話などを聞けて
本当に楽しいですねー。もっと英語の語学力をアップしたくなります。

彼女の元の髪は、こんな感じ

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長くて細くクセ毛で、毛先はほとんど枝毛です。
デジタルパーマをかけて、ドライヤーで乾かしたあと
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ダメージなしで乾かすだけで弾力のあるカールになりました。(日本の髪と比べても遜色ないです)

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仕上がりは、こんな感じ。

(最悪の状態を想像していたので、中間から毛先のカールにしましたが、ここまでかかるならもう少し上からかければよかった)
でも、予想を上回る仕上がりに、本人も大満足で喜んでいました。
外国人風パーマの10倍難しい外国人リアルパーマの方法は、ある程度掴めたので
更にクオリティの高いコントロールが出来る様にこれから外国人向けデジタルパーマの研究に取り組んでいこうと思います。
あとは、外国人はドライヤーも使わないし
お家でスタイリングをしない人が多いので、スタイリングの方法をちゃんと英語で説明を出来るようにならなければ!と思います。
外国人のお客さんが日本の美容室とパーマを喜んでもらえる様に!

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